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STORY
48世紀初頭。人類は、地球を離れ、宇宙に散っていた。 そして地球連邦政府を作り、宇宙を統治していた。 未だ、異星人類との接
触を果たせない人類は、その遭遇を予測し、
太陽系規模の恒星を一瞬にして消滅させるだけの力を持つ兵器を作り出してし
まった。
そしてその兵器の実験場として、開拓された惑星・モアドが選ばれた。 モアドは資源が枯渇し、既に開発に値しない植民星だったが、その住人は政府の決定を良しとせず、 モアドの独立を宣言し、地球連邦政府に真っ向から反抗したのであった。 地球連邦政府は、最終手段として、一年の猶予期間ののちの、新兵器による惑星の破壊を宣告する。 それはモアド住民たちへの強制退去命令でもあった。 この時代、宇宙には多くの宇宙ゴミが存在していた。その中には、廃棄された宇宙船も存在する。 これを回収し、金品に替える、「廃船捕獲分解業」と呼ばれる職業があった。 ひとは廃船を「くじら」と呼び、これを回収する業者を「くじら捕り」と称するようになる。 この「くじら捕り」の中に、エイハブ・イシュマール・アリと呼ばれる男がいた。 くじら捕りは過酷な職業である。多くは社会からドロップアウトした者の集団だった。 エイハブは、そんな荒くれ者の男たちを率い、愛船「レディ・ウィスカー」に乗って宇宙を駆けていた。 その彼の元に、一人の少女が現れる。 モアド住民であり、モアド独立運動のリーダー、シロー・トキサダの妹、サチコだった。 彼女はくじら捕りであるエイハブに助けを求めていた。 モ アドを消滅させる最終兵器・白鯨を破壊するために。 |